Playing Pateでもお伝えしたUlrich Schnaussの追加公演に行って来ました！ ちょーっとインターバル空いちゃいましたが、感想文を。
六本木通りから一つ路地を曲がった先の建物の地下一階。ひっそりとその異空間はありました。西麻布 Bullet's。エントランスを抜けてカーテンを開けると噂の赤い絨毯！ そして靴を脱ぎます！ そしてみんな体育座り！（とゆーのは冗談だけどちょっとホント）とまどいつつも、サポートバンドやDJによるシュー祭りをビール片手に（体育座りで）堪能していると、ひょっこりUlrichさんステージに登場。瞬時にワールドになったのは小箱ならでは。即シンセの美しいメロディーラインにうっとり。そしてその先に広がるシューゲイズサウンドはまさに今の季節、桜の花びらを乗せて時折強く吹く春の嵐のやう〜。予想していたポップかつチルアウトな音というよりは、シューの嵐が吹き荒れていました。その風に乗って予想通り、大空へ、宇宙へ、夢の中へ... えっ！ ここどこっ！？ 飛ばされましたとも。ええ。ラップトップと少々の機材からあれだけ広大な世界観が生まれるとは、圧巻。メロディとノイズ、ミニマムな手元からマキシマムな空間、ラップトップという無機質から生まれる有機的な音。対比する要素がUlrichワールドのキーワードのようです。音質で言えば前日のユニットに軍配かもだけど、オーディエンスとの親密度、一体感でいえば、彼の人柄や温度まで感じるようなライブとなったBullet's公演に軍配ではないでしょうか。なにより彼自身がイベントを楽しんでるようだったしね！
