2010.6.15
THE DRUMS at Shibuya Duo Music Exchange
text by yukaring

待ちに待った6月14日(月)ザ・ドラムス初来日ライヴに行ってきました。

チケット完売。場内は超満員。メンバー登場から熱気が上がり、フロアに居る人たちが前に押し寄せて、ドッと波がきたくらいフロアのテンション上昇。コナー・ジェイコブ・アダムがそれぞれのポジションについてから、満を持してVo.ジョナサン登場で更に盛り上がる! 私の周りに居た男性陣からも「(メンバー)かわいい」って声が聞こえてきたので、きっと私を含め女性陣は間違いなく胸キュンだったのではないでしょうか。

1曲目は、てっきり勢いつけていくのかと思いきや "It Will All End In Tears" で抑え気味にスタート。とは言え、曲に合わせて体を揺らしたり独特なダンスで最初からエンジン全開。その次の "Best Friend" では観客の誰もが口を揃えて「ベストアクト!」と言うであろうジェイコブがギターをタンバリンに持ち替えて他に類を見ないタンバリン・パフォーマンスをバッチリと披露。もうこの時点で、「最高」っていう言葉が出かけている状態。

ライヴを見て意外だったのが、音源の印象よりも実際の方が力強くて男っぽい印象を受けたこと。曲の雰囲気が「青春」というキーワードを彷彿させる内容のせいか、もっと線が細いイメージでしたが、思いっきりライヴバンド。ジョナサンの声が力強くて全体のテンションも高いし、芯の強さが何とも頼もしい。ダンスはくねっとしたりちょっと滑稽だけどソレもまた良い! それでいて、ひた向きで甘酸っぱい響きがちゃんとあることが胸キュンに繋がるわけです。(重要ポイント)

コーラスが無くて真面目な表情で下手すると一本調子に見えてしまいそうなのに、退屈させる隙を与えないのは、観客を惹き付ける彼らの威力なのか音源ですっかり魅了されてしまっていたからなのか。。とにかく私にとっては、何もかも肯定的な意味になってしまうくらい魅力的でした。

発売したばかりの1stアルバムと話題沸騰の『SUMMERTIME!EP』から何曲か演奏した後に、本日最大のビッグウェーブがっ!! " Let's Go Surfing" で遂にシンガロング!!  "Oh mama, I wanna go surfing" って言うフレーズは最高の輝きを持っていました。特別な瞬間があったとしたら、この時でしょう。更に "Suddest Summer" で残りのエネルギーを使い果たすくらいジョナサンもフロアの観客も小刻みに踊りフロアの熱気絶頂で本編終了。アンコール含めトータル1時間。一足先に夏を体感した最高の時間はあっと言う間でした。

アンコールで再び登場したときのMCで私の耳には "You're so sweet" って聴こえたのですが・・・ジョナサンの口から出る言葉こそがsweet。そして "Down By The Water" が2010年のラヴソングだと確信したのは、きっと私だけじゃないはず。。

次の来日はSUMMER SONIC。何だかんだ言って新人バンド。もし夏にまた会えたら、次はどんな印象を受けるのか会場の空気がどうなるのか楽しみです。

Set List

It Will All End In Tears
Best Friend
Submarine
I Felt Stupid
Book Of Stories
Make You Mine
Don't Be A Jerk, Johnny
I Need Fun In My Life
Me And The Moon
Let's Go Surfing
Saddest Summer

--encore--
Skippin' Town
Down By The Water
Forever And Ever Amen

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