2008年9月

2008.9.12
text by 坂本真理
SISSY WISH『BEAUTIES NEVER DIE』

SSWの才能を持った人が夢を見ながらフィーメイル・インディ・ノスタルジック・ポップを反骨精神にのっけて作った。という感じのアルバム『BEAUTIES NEVER DIE』の、国内盤がFLAKE SOUNDSより発売されました。ノルウェーの女性アーティストのSiriが活動しているプロジェクト、SISSY WISHの3rdアルバムです。

国内盤にはボーナストラック1曲と、リミックス1曲収録。ライナーノーツには国内盤をリリースするまでの経緯も書いてあり(ちなみに本国ではSONY/BMGからリリースしているそう)、それがあまりにもグッとクる話でした。

"BUY 2 CD GET A FREE 7INCH RECORD CAMPAIGN"という、THE KABEEDIESの『THE RADICAL TEAROOM』と両方買ったら7inchレコードを応募者全員プレゼントという、りぼん世代にもキュンとクる企画もあります。全プレなんて、太っ腹!

SISSY WISH - MySpace

2008.9. 6
text by 関山雄太
The Orion Experience 『HEARTBREAKER EP』

NYの5人組パワーポップバンド。

AlphabeatとかThe Orion Experienceみたいなバンドは、魅力があってキラキラしていて踊れて最高なんです。メローディーのセンスとか、ギターの歪み具合とか、女の子のコーラスとか、なんか懐かしさがある。青春。ビバヒルとかフルハウスで流れてそう!笑

・メンバーに女性がいる(3対2がベスト)
・プロモーションの映像はボーカルの男とその女の子だけで。こんな感じ
・けっこうロック
・バンド名が合っている

これが最低条件だと思う。(なんの)

前のアルバム『COSMICANDY』はもう日本で売ってるとこ無いみたい。欲しかったなぁ。

The Orion Experience - MySpace
The Orion Experience - Official Website

2008.9. 4
text by 関山雄太
manda rin 『My DNA』

なんとbisのボーカルのmanda rinが復活しました。

ここでbisについて。

Amazon.co.jp: ニュー・トランジスター・ヒーロ: bis

紅一点マンダリンのキャラが際立っていた、スコットランド出身の3人組バンドである。英国サブカルチャーの副産物のような音楽性で、パンクやテクノなどの小技が見え隠れするブリットポップを披露している。 本作はそんな彼らの97年リリースのアルバム。~~

内容(「CDジャーナル」データベースより)
グランド・ロイヤルとも契約したという話題のスコティッシュ・トリオ,フル・アルバムの登場だ。おデブな女の子のヒステリックな歌とパンクとインディー・ポップとかをゴッタ煮にしたようなサウンドは勢いがあるが,さて,1年後には残ってるかな。

僕が知ったのは中学か高校くらいの頃で、Jpopしか聴いてなかった僕は『ニュー・トランジスター・ヒーロ』を聴いて大ショックをうけて毎日聴いてました。

Youtube - Bis - Tell It To The Kids

1997年のガールエレクトロパンク。早すぎたのか、そうでもないのか。最近になって、この時期にbisを聴いて友達に聴かせても分かってもらえなかった僕は、間違ってなかったんじゃないかと思います。

その後1998年リリースの"Eurodisco"でまた大ショックを受けます。逆の意味で。

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bisのその後はData Panikもあったみたいですが、今回manda rinがソロで 7" とアルバム『My DNA』 をリリースします。

manda rinのMyspaceを見てみると「影響を受けたアーティスト」の欄に "CSS, Operator Please, New Young Pony Club, the Ting Tings, Polysics, Gossip, the Pipettes, Yeah Yeah Yeahs, the Whip" の名前が...元bisじゃなくてもこう書いてあったらどうかと思う。

1年半か2年くらい前にこの音を聴いたら素直に買えただろうなぁ。

manda rin - Official Website (絵がbisの頃と変わってない 笑)
manda rin - MySpace

2008.9. 4
text by 坂本真理
Panther DLX

9月になると夏が終わった気持ちになる。そして夏が終わると同時に何かが終わった感がある、2008年。って思ってます。

Panther DLXというオーストラリアのバンドは、伝説のUDO MUSIC FESTIVALを彷彿とさせるYouTubeとかあるけど、オーストラリアではどんななんでしょうか。けどアー写は最高。ちなみにまだiTunes Storeのみでしか売ってない模様です。

Panther DLX - MySpace