Disc Review

2009.2.27
text by yukaring
OH NO ONO 『YES』

私の中ではデンマーク出身のバンドって言うと、解散してしまったJUNIOR SENIORくらいしか浮かびませんでしたが、ここにきて注目すべきオー・ノー・オノと言う5人組みバンドが日本デビュー。この1stアルバムは2006年に本国でリリース、2008年にUKデビュー、そして遂に日本では2月18日付けで国内盤がリリースされました。

ex.JUNIOR SENIORのJesper Mortensenを共同プロデューサーに起用で、これでもかってくらいPOPな上にちょっと懐かしい感じでユニークに味付けされています。そこから、バンドとしてのメロディーがちゃんと聴こえてくるのが魅力的。また、どの曲の歌詞を見ても山田詠美の小説に出てくる思春期の男の子の台詞みたいな言葉がずらっと並んでいて(彼らの等身大の言葉なのか?)個人的には曲と併せてキュンときて(笑)好みです。更にルックスも良し! ボーナストラックには、Bob Dylanのカヴァーや日本では未発売のEP『Now You Know Oh No Ono』収録等、盛りだくさんの内容。一度聴いたらクセになります。 

4月20日には2ndアルバムがリリース予定だそうです。楽しみ!

YouTubeは、 "Practical And Rain At Once" と "Keeping Warm In Cold Country" 。

OH NO ONO - Official Website(JPN)
OH NO ONO - MySpace

2009.2.26
text by 関山雄太
Fare Soldi 『Sappiamo Dove Abiti』

AMARICARNIFULL TRIOEX-OTAGOSCUOLA FURANO(←アルバム『SCUOLA FURANO』がまじ良いです! )などPOPなアーティストばかりリリースしてるイタリアのRIOTMAKERから、2人組Fare Soldiがアルバム『Sappiamo Dove Abiti』をリリース!

CUT COPY、DAFT PUNK、VALERIEアーティストの感じ、JUNIOR SENIORのPOPさとかとか、良いところをすべて知ってる感じ。2009年のベスト10枚に入ります。(たぶん) それくらい素晴らしくPOPでメロディーダンスディスコーなアルバム。

YouTubeの "Survivor" はカバーで、Mike Francisのイタロ・ディスコの名曲。良すぎます。
"Survivor" のRemixがTRASH MENAGERIEからダウンロードできます

Fare Soldi - MySpace
Fare Soldi - Official Website
Fare Soldi - RIOTMAKER - Label Website

2009.2.24
text by iwaholi
Lissy Trullie 『Self Taught Learner』

NY出身、Lissy TrullieのデビューEP「Self Taught Learner」、世界のどこよりも早くESCALATOR RECORDSにて販売だそうです。ESCALATORのポップには「KATE MOSSを葬り去る」なんて煽りが書かれていましたが、実際モデル出身の彼女、ブルックリンなんてキーワードからは、Karen ONicoといったロック・アイコンの系譜に連なることをついつい期待してしまうクールな佇まい。

EPの方は全6曲、シャープでタイトでソリッドなロックンロール。
Stereogumの記事では"Boy, Boy"がダウンロード可能。
白眉はHot Chipのカヴァー"Ready For The Floor"。思えばエレクトロ×フォークの先駆け的だった原曲をNYパンクスタイルに完全消化! アガります。

Lissy Trullie - Myspace


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追記: ESCALATORのリンク、soldoutしてました、、、がFLAKE RECORDSでも入荷したようです。

そして最新のLissy情報。先週NYで行われたファッション・ウィーク、3.1 Phillip Limのショーにて、ランウェイ・ミュージックとしてなんと生バンドで出演。ブルーのモッズ・スタイルのスーツに身を包み、自身の曲に加えSiouxie and the Bansheesの"Kiss Them for Me" カヴァーを披露。これも音源化されないかなー。ショーの様子はこちらから。

2009.2.23
text by 関山雄太
DINOSAUR PILE-UP "MY ROCK'N'ROLL"

UKよりDINOSAUR PILE-UPデビュー! オルタナロック。

Aの "My Rock'n'Roll" は、低音のきいたゴリロック。YouTubeを載せたBの "Love is a Boat And We're Sinking (Demo)"は、Metronomyを思わせるひねくれ泣きメロック。ギターとメロディーがループでぐるぐるしてます。良いです。

DINOSAUR PILE-UP - MySpace

A Red Hot Compilation 『The Dark Was The Night』

エイズ患者への援助や貢献を目的とする団体RED HOTのチャリティ・アルバム 『Dark Was The Night』 。ただのチャリティ(って言い方も失礼ですが)の一言では片付けられない充実のコンピレーション・アルバムです。

現代の「インディ・ミュージック」という言葉をもの凄く乱暴に分類するならば、StrokesやLibertinesが種を蒔き、Arctic MonkeysやCajan Dance Partyに結実した、ガレージ/ロックンロール・リヴァイヴァルが一つ。次に、Erol Alkenのパーティ"Trash"に端を発し、KlaxonsやLate Of The Pierといった新しいスタイルが次々と生まれた、ニュー・レイヴやエレクトロと呼ばれる折衷的なダンス・サウンドがもう一つ。この2つは、イギリスを中心に、ヨーロッパで特に起こったトレンド。

そしてもう一つの流れが、フリーク・フォークとも呼ばれた、非ロック的ルーツ・ミュージックの要素を取り入れた、新しいフォークロア音楽。この 『Dark Was The Night』 は、まさにこの三つめのスタイルを代表するようなアーティストが、The NationalのDessner兄弟によってコンパイルされています。特にアメリカ/カナダのインディ・シーンの今を知るにはうってつけの2枚組全31曲。

このスペースで全てを紹介するのは流石に無理なのですが、僕が書いているもう一つのブログ「Tomorrow's Song」で、全31曲の視聴リンクつきのレビューをまとめました。お暇な時に、是非読んでみて下さい。
Tomorrow's Song | Dark Was The Night

A Red Hot Compilation 『Dark Was The Night』
Beggars Japan 『Dark Was The Night』