2010.7. 6
text by iwaholi
Stereogum: Cruel Summer2010

アメリカ合衆国の独立記念日に、音楽サイトStereogumがCD2枚組級ボリュームのフリー・ダウンロード音源集を公開しました!

「Cruel Summer 2010」のタイトルで、ジャケット画像はM.I.Aのアルバムのパロディ。今年デビューしたアーティスト、この夏以降発表の音源が注目されているバンドも多数。以前にペイトで紹介してきたアーティストの名前もちらほら。これを聴いて、リリースをチェックしてみて下さい。

Cruel Summer: Volume 1 (.zip)
01 DOM - "Living In America"
02 Cloud Nothings - "Didn't You"
03 Restless People - "Days Of Our Lives"
04 Lemonade - "Lifted (Le Chev Remix)"
05 Japandroids - "Younger Us"
06 Sleigh Bells - "Tell 'Em"
07 Toro Y Moi - "Leave Everywhere"
08 Cults - "Go Outside"
09 ceo - "Come With Me"
10 BRAHMS - "Brought It Out"
11 Buke & Gass - "Medulla Oblongata"
12 The Acorn - "No Ghost"

Cruel Summer: Volume 2 (.zip)
13 HEALTH - "USA Boys"
14 Dominique Young Unique - "Show My Ass"
15 Chromeo - "Don't Turn The Lights On"
16 Javelin - "Oh! Centra"
17 Robyn - "Dancing On My Own (Buraka Son Sistema Remix)"
18 Best Coast - "Boyfriend"
19 Blonde Redhead - "Here Sometimes"
20 Male Bonding - "Franklin"
21 Mr. Dream - "Scarred For Life"
22 Twin Sister - "All Around And Away We Go"
23 Washed Out (Feat. Caroline Polachek) - "You And I"
24 MNDR - "I Go Away"
25 Baths - "Hall"
26 Magic Kids - "Summer"
27 ARP - "Summer Girl"

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南アフリカ共和国のインディー・アーティストDesmond & The Tutusのメールインタビューです。 フランスのTigersushi、日本のEvery ConversationとFlake Recordsからリリースをされて、日本でも人気の彼等ですが、年末に日本ツアー&ニューリリースを計画中とのこと! (iwaholi)

2010.6.21
text by iwaholi

The Right Ons

スペインのソウルフルロックンロールバンド! The Right Ons! 大阪のFlake Recordsよりアルバム1stAL「80.81」と2ndAL「Lock,Inside,Now!」の2枚がセットがリリース!(Playing Pateの記事はこちら) 5月の来日ライブも大盛り上がりでした。さらに来日ライブのあと大雨の新宿歌舞伎町にて関山が彼等の写真撮影もさせてもらいました! The Right Onsのメールインタビューです! (関山雄太、iwaholi)

The Right Ons 『Lock, Inside, Now! + 80.81』

スパニッシュ・ロックンロール・クインテット The Right Ons!!

今年5月に、スペイン大使館主催のイベントで来日した際のステージが既に一部で話題となっていましたが、待望の国内盤CDがFlake Recordsからリリースです。しかもこのCD、彼等の1stAL「80.81」と2ndAL「Lock,Inside,Now!」の2枚がセット!!

最近のスパニッシュ・インディーと言えば、Matadorから世界進出も果たしたDeloreanに代表されるトロピカル・ダンスや、the SchoolやFitness Foreverが出ているElephantレーベルのネオアコポップ等が人気ですが、彼等のサウンドはそのどちらでもない、実にオーセンティックなロックンロール!日本で言うとthe Bawdiesだったり、海外で言えばMando Diaoやthe Hivesが突如北欧から、アメリカの片田舎からLocksleyが出て来たような、嬉しい驚き。

1stは、ちょっとKula Shakerを彷彿とさせる、R&Bやファンクな要素が色濃いダンサブルなサウンド。2ndはよりロックンロールテイストの強いスクエアなビートに、ソウルっぽいスウィートさが随所に散りばめられた印象。どちらもクール!メンバーも非常に来日をエンジョイしたそうなので、是非再度の来日を期待。

ちなみに前出した来日時に、関山が彼等の写真撮影を! 現在彼等のマイスペースTOPになっているのがその時の写真! そしてCDにも! お買い上げの皆様、どうか帯は無くさないで!

The Right Ons - Myspace
Flake Records - The Right Ons page
FLAKE RECORDS店長 DAWA日記DEATH - THE RIGHT ONS

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2010.6.15
text by yukaring

待ちに待った6月14日(月)ザ・ドラムス初来日ライヴに行ってきました。

チケット完売。場内は超満員。メンバー登場から熱気が上がり、フロアに居る人たちが前に押し寄せて、ドッと波がきたくらいフロアのテンション上昇。コナー・ジェイコブ・アダムがそれぞれのポジションについてから、満を持してVo.ジョナサン登場で更に盛り上がる! 私の周りに居た男性陣からも「(メンバー)かわいい」って声が聞こえてきたので、きっと私を含め女性陣は間違いなく胸キュンだったのではないでしょうか。

1曲目は、てっきり勢いつけていくのかと思いきや "It Will All End In Tears" で抑え気味にスタート。とは言え、曲に合わせて体を揺らしたり独特なダンスで最初からエンジン全開。その次の "Best Friend" では観客の誰もが口を揃えて「ベストアクト!」と言うであろうジェイコブがギターをタンバリンに持ち替えて他に類を見ないタンバリン・パフォーマンスをバッチリと披露。もうこの時点で、「最高」っていう言葉が出かけている状態。

ライヴを見て意外だったのが、音源の印象よりも実際の方が力強くて男っぽい印象を受けたこと。曲の雰囲気が「青春」というキーワードを彷彿させる内容のせいか、もっと線が細いイメージでしたが、思いっきりライヴバンド。ジョナサンの声が力強くて全体のテンションも高いし、芯の強さが何とも頼もしい。ダンスはくねっとしたりちょっと滑稽だけどソレもまた良い! それでいて、ひた向きで甘酸っぱい響きがちゃんとあることが胸キュンに繋がるわけです。(重要ポイント)

コーラスが無くて真面目な表情で下手すると一本調子に見えてしまいそうなのに、退屈させる隙を与えないのは、観客を惹き付ける彼らの威力なのか音源ですっかり魅了されてしまっていたからなのか。。とにかく私にとっては、何もかも肯定的な意味になってしまうくらい魅力的でした。

発売したばかりの1stアルバムと話題沸騰の『SUMMERTIME!EP』から何曲か演奏した後に、本日最大のビッグウェーブがっ!! " Let's Go Surfing" で遂にシンガロング!!  "Oh mama, I wanna go surfing" って言うフレーズは最高の輝きを持っていました。特別な瞬間があったとしたら、この時でしょう。更に "Suddest Summer" で残りのエネルギーを使い果たすくらいジョナサンもフロアの観客も小刻みに踊りフロアの熱気絶頂で本編終了。アンコール含めトータル1時間。一足先に夏を体感した最高の時間はあっと言う間でした。

アンコールで再び登場したときのMCで私の耳には "You're so sweet" って聴こえたのですが・・・ジョナサンの口から出る言葉こそがsweet。そして "Down By The Water" が2010年のラヴソングだと確信したのは、きっと私だけじゃないはず。。

次の来日はSUMMER SONIC。何だかんだ言って新人バンド。もし夏にまた会えたら、次はどんな印象を受けるのか会場の空気がどうなるのか楽しみです。

Set List

It Will All End In Tears
Best Friend
Submarine
I Felt Stupid
Book Of Stories
Make You Mine
Don't Be A Jerk, Johnny
I Need Fun In My Life
Me And The Moon
Let's Go Surfing
Saddest Summer

--encore--
Skippin' Town
Down By The Water
Forever And Ever Amen

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