Playing Pate

FRIENDLY FIRESのライブメンバーでありベーシストによるソロユニット。

そんな肩書きが話題になって出てきたのかと思いきや、デビュー曲 "Short Road" はすでにHOT CHIPの『DJ KICKS』に収録されていました。

さて、その楽曲はというとドリーミーで浮遊感のあるポップなエレクトロ〜ブレイクビーツです。アルバム収録曲は全てインストで、ギターも入っていないのでFRIENDLY FIRESとは別物な感じですが、シンセの音の選び方にどこか通じる部分もあるような。どちらかというとオーガニックな質感を取り除いて、エレクトロにアップデートしたLemon Jellyといった感じ。それぞれの楽曲の質の高さは、肩書きからの想像をさらに超えた出来映えです。

MySpace - Wax Stag

Alphabeat など数々のリミックスワークで知名度を上げてきたイギリスのエレクトロのソロアーティスト。

曲はエッジの効いたエレクトロでかなりアグレッシブですが、なかなかメロディアスで聴きやすく少しインディよりな印象です。INFADELS と親交が深いというのも納得な感じ。AUTOKRATZ によるリミックスを収録してるのもさらに納得。なんだか曲の雰囲気が似てるし。

DJとしての活動が多いですが、元々インディ系バンドとしてのバックグラウンドがあるらしく本人は今後バンド編成でのライブをやりたいそうなので楽しみです。

ALEX METRIC - MySpace

フランスのエレクトロユニットの1st。限定1,000枚リリースだそうです。キラキラしたシンセの浮遊感が最高なクリスタル・エレクトロ・ポップ。College、Minitel Roseと同じくVALERIEのアーティストだからジャケも音もすっかり80'sテイストで近いものがありますが、こちらはクセがなくさらっと聴ける泣きのエレクトロといった感じ。とてもわかりやすいです。それでいてキャッチーすぎないところがまた絶妙。VAN SHE、CUT COPY辺りを引き合いに出しても決して大袈裟じゃないはず。2008年終盤のインディエレクトロはVALERIEがクールに熱い。

ANORAAK - MySpace

VALERIE BLOG

ニューヨークの男女混合4人組バンド。初期My Bloody Valentine、Jesus and Mary Chain、Pastelsが混ざったようなシューゲイズ・ギターポップです。

こういうフォロワー的なバンドってわりと次から次へと出てきてはハズレが多いんですけど、久々に群を抜いたバンドに出会った気がします。疾走感のある楽曲に男女ツインヴォーカルのリバーブによる浮遊感のバランスも絶妙ですが、とにかく良質なメロディが一線を画してます。MySpaceとオフィシャルサイトから何曲か無料でダウンロードできます。

PVが無いので "Doing All the Things That Wouldn't Make Your Parents Proud" のライブ映像を掲載しておきます。

THE PAINS OF BEING PURE AT HEART - Official Website
THE PAINS OF BEING PURE AT HEART - MySpace

現在アメリカで公開中の映画のサントラ。NYのインディーバンドのべーシストが主人公の映画なので、収録曲はインディーバンドばかり。Vampire Weekendの未発表曲 "Ottoman" が収録されていたり、DEVOのMARK MOTHERSBAUGHがメインテーマの楽曲提供をしています。もはやここまでくるとコンピレーションアルバムのような感じ。ソフィアコッポラのサントラがいつも評判いいですが、個人的にはこっちの方がよりインディーなセレクトで好きです。

そういえばMGMT "Time to Pretend" を使っている映画も全米チャートにランクインしていて、インディーファンには嬉しい限りです。ちなみにどちらの映画も日本公開は未定です。

PVはサントラ収録曲の中からShout Out Loudsの名曲 "Very Loud" を選んでみました。

NICK & NORAH'S INFINITE PLAYLIST - Official Website
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