2009.3. 3
text by iwaholi
the Big Pink "Velvet"

UKの二人組the Big Pinkが4ADと新たに契約、ニュー・シングル "Velvet" が4月にリリース。リリースはちょっと先ですが、既にMVが公開されています。

バンド名は勿論、60-70年代に活躍したバンド、the Bandの名盤『Music From The Big Pink』から取っていると思われます(オフィシャルサイトのアドレス、そのまんま)。the Bandのメンバーが当時共同生活を送っていた家が、壁一面ピンクに塗られていたことからこの名前が付いたそうですが、彼等もピンクの家に住んでいるのかしら。っていうかこの二人、只の新人じゃありません。Milo CordelはKlaxonsを輩出したレーベルMEROKのオーナー、そしてRobbie Furzeはデジタルハードコアの帝王、Alec Empireのバンドでギタリストを務めていたとか。

USインディーシーンを席巻するニューゲイザー勢ともシンクロするフィードバック・ノイズの洪水からこぼれ落ちる甘めのメロディが、若干ダークで耽美的なMVと対照的で独特の世界観を出しています。前作の"too young too love"もオススメ。こちらはBig Loveのコンピレーションアルバム「It's great not to care」が入手しやすいです。

the Big Pink - MySpace

2009.3. 2
text by 関山雄太
The Sound of Arrows "M.A.G.I.C" Remix

以前Playing Pateにも書いたThe Sound of Arrows "M.A.G.I.C"のRemixを作りました。どうぞ聴いてください。

MySpace
http://www.myspace.com/sekiyamayuta

MP3
http://hncr.jp/_files/magic1.mp3
http://hncr.jp/_files/magic2.mp3

2009.3. 1
text by iwaholi
Micachu & the Shapes 『Jewellery』

ロンドンはLDN発の3人組、Micachu & the Shapes。まず名前がいいですね。ミカチュー。
僕は彼女らをEmmy The GreatことEmmaちゃんが、UKの音楽SNS「Drowned In Sound」でインタビューした記事で知ったのですが、3/9にRoughTradeから1stアルバムのリリースが決まったそうです。プロデュースはなんとMatthew Herbert。Herbertつながりか、あのBjorkも絶賛しているとか。

最近MySpaceのジャンルで"Pop/Pop/Pop"て書いているバンドを多く見かけるのですが、彼女たちの場合、音楽的要素を微分していくとキリがないという意味で、Popとしか表現しようがない感じ。といっても決して難解なわけではなく、耳が笑い出すような楽しさ満載。

youtubeのリンクは"Lips"という曲。これなんて基本、スキッフルですよ!1950年代に流行した、洗濯板とアコギでビートを刻むロックンロールの原型。そこにグライム調の跳ねたヴォーカルとエレクトロ・サウンドが乗っかる。MetronomyやLate Of The Pierを初めて聴いた時のような、聴いたことのあるようでない、ぐにゃっとした驚きが。。。なんて思ってたら、Late Of The Pierと一緒にツアーを回ってたり、Metronomy "Radio Ladio" のリミックスを手がけたりしてました。要注目。

Micachu - Myspace

2009.2.28
text by yukaring
Kyte 『KYTE』

本国UKではポストRadioheadなんて言われているみたいです。Rallyeより発売されたUK5人組みKyteのデビューアルバム。

Radiohead好きであっても、「ポスト○○○」なんて言い方は流行り廃りが早そうであまり好きな表現ではないですが、まぁとにかく良い音楽。何者にも喩え難い美の世界観を感じます。このジャケットも曲の世界に通じているのが良くわかります。音楽の才能って色彩を伴うと思うのですが、正にそれを兼ね備えているバンド。私の中では、様々な色のキャンドルの灯が夜空にぼんやり浮かび上がって、それが光線となって何処まで空に広がっていくイメージ。何だか、Rallyeからのリリースも納得。何層にも重なった感情の波を穏やかにしてくれて聴き手のイマジネーションを何処までも広げてくれる様な柔軟な音楽。

ちなみに、KIDSより、リリースされていた4曲入りEP『Two Sparks, Two Stars』も限定で再発された様で輸入盤が手に入ると思いますがソレも最高です。

早速サマソニで来日が決まっているので、今から楽しみです。真夏の暑さも吹っ飛ぶくらい心地よい異空間を体感できそう。

Kyte - MySpace

2009.2.27
text by yukaring
OH NO ONO 『YES』

私の中ではデンマーク出身のバンドって言うと、解散してしまったJUNIOR SENIORくらいしか浮かびませんでしたが、ここにきて注目すべきオー・ノー・オノと言う5人組みバンドが日本デビュー。この1stアルバムは2006年に本国でリリース、2008年にUKデビュー、そして遂に日本では2月18日付けで国内盤がリリースされました。

ex.JUNIOR SENIORのJesper Mortensenを共同プロデューサーに起用で、これでもかってくらいPOPな上にちょっと懐かしい感じでユニークに味付けされています。そこから、バンドとしてのメロディーがちゃんと聴こえてくるのが魅力的。また、どの曲の歌詞を見ても山田詠美の小説に出てくる思春期の男の子の台詞みたいな言葉がずらっと並んでいて(彼らの等身大の言葉なのか?)個人的には曲と併せてキュンときて(笑)好みです。更にルックスも良し! ボーナストラックには、Bob Dylanのカヴァーや日本では未発売のEP『Now You Know Oh No Ono』収録等、盛りだくさんの内容。一度聴いたらクセになります。 

4月20日には2ndアルバムがリリース予定だそうです。楽しみ!

YouTubeは、 "Practical And Rain At Once" と "Keeping Warm In Cold Country" 。

OH NO ONO - Official Website(JPN)
OH NO ONO - MySpace